近年増加傾向にある老老介護世帯では、介護者が大きな悩みを抱えていることが多いです。
介護者が担う介護自体や介護者自身の心身のこと等、介護中は考えるべきことがたくさんあります。
体力がついていかない、心の負担が大きい等、介護者はさまざまな困難を抱えているのが現状ですが、そのまま一人で介護を続けているケースがよく見られます。
介護には、排泄や入浴等の介助が必要です。
それらの介助には体力がいりますが、高齢者が行うには限度があります。
日常生活が介護だけになってしまい、社会的に孤立した状態に陥ることもあり得ます。
介護者がたくさんの問題を抱えた状態で介護を担うのは適切ではありません。
問題を解決しないまま介護を続けると、夫婦で共倒れになるリスクも抱えてしまいます。
介護者が疲労を抱えすぎると精神疾患を発症し、精神的な負担から虐待が起こることもあるため注意しなければなりません。
介護を担う人に休息は必要です。
肉体的、精神的ストレスが限界に達する前に、老老介護における負担への対策を講じることが大切です。
デイサービスは、介護者の負担になり得る排泄や入浴等の介助、食事やレクリエーションの提供等を行う介護保険サービスです。
日帰りですが、介護職によるさまざまなサービスを受けられるため、1日の中で介護者が休める時間を作ることができます。
送迎をしてもらえることも大きな魅力のひとつです。
老老介護世帯の介護者は、心身をリラックスさせるためにデイサービスを利用し、休息をとるとよいでしょう。